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Cheers インタビュー


慰安婦像問題について

24/06/2014


 

 

 

シドニー国内の動き

JCNがストラスフィールド市議会へ慰安婦設置反対署名、反対請願書を提出

 

6月7日(土)、Japan Community Network(以下JCN)からストラスフィールド市議会へ慰安婦設置反対に関する、3257の手書きの署名と反対の請願書が提出され、窓口の市議が受け取った(その後寄せられた追加署名をあわせると約3300)。署名の中には、日本人ばかりでなく、オーストラリア人やアメリカ人などの欧米人に加え、中国人や韓国人の名も連なっていたという。エリアも東海岸を中心に、大人から学生までと幅広いのが印象的だ。今回はストラスフィールドの規定に沿った形で直筆の署名が江川代表の手元に集まった。「整理、集計のさいに、そのオリジナルを目の当たりにして、そのすごみ、重みに感無量の気持ちだった」と語る。そして、「おひとりお一人、趣旨書を読んで署名した方々の、無言の願いがこめられている直筆、よれよれになっている署名用紙からは、大勢の皆さんに手渡され回覧されて書き込んでいるその姿が目に浮かびます。添えられた激励と感謝のカバーレターを読むと胸が熱くなる思いです。今回の署名活動の中心になったのは女性、それも母親や孫を持つシニアの女性でした。オリジナルの署名は高岡総領事にも見ていただき、女性たちの真摯な気持ちを受けとめるとの言葉を頂ました」と語った。JCNから署名活動に協力していただいた方々に、厚くお礼申し上げたいと告知の依頼を受けた。

7月の市議会では、JCNの請願書に関する議論がもたれると予想される。JCNは本件の速やかなクロージングを市に働きかけていく方針だ。市議会も、日本側からここまで明確な反対の意思が示されるとは当初予想していなかったわけだが、今ではしっかりと認識されており、慰安婦像が市のモミュメントポリシーに完全に反していることも認めている。過去には、インド系住民からのガンジー像設置の申請が却下された経緯がある。
また、「シドニー西部・デュラモインをターゲットにする可能性がある」という情報をJCNがキャッチ。早速デュラモイン地区のカウンシルに問い合わせてみたところ、「慰安婦像設置の提案書は提出されていない。もし提出されたとしても、この件は検討に値しない事項なので検討しない」と早々に回答を得ることができた。ストラスフィールド市とは対照的な対応の早さ。やはり中韓系の母国語を話す人間が10パーセント以下の7万6000人規模の市では、政治的な選挙の問題が薄いため、はっきりした即答になるのであろう。またキャンベラやメルボルンが次の目標という情報もあり、常に監視が必要だ。

ストラスフィールド市議会から、州政府および連邦政府へ意見が求められた件について、連邦政府からは、「連邦政府の管轄ではない」という旨の回答がすでに市に戻っているが、州政府からの返答は首相交代もあって遅れているとのこと。

 

 

Japan Community Networkとは


4月1日に
ストラスフィールドの公聴会に集まった日本人主婦やオージー、アメリカ人を含んだメンバーを中心に、慰安婦像設置という具体的な問題に対応することを目的とした団体。

 


国外の動き

バージニア州フェアファクス郡庁舎に完成した「慰安婦」碑の除幕式、30日に開催

 

韓国系団体が、米バージニア州フェアファクス郡に設置した「慰安婦」碑の除幕式が30日に行われた。 「慰安婦」碑の設置は、ニュージャージー州バーゲン郡に2つとニューヨーク州ナッソー郡にある2つの、合計4基に続いて5基目を数え、カリフォルニア州グレンデールには慰安婦少女像と碑文が設置されている。当日は韓国から現地入りした元慰安婦の姿もあった。郡庁舎の敷地内に置かれた碑には、「韓国、中国、台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシア、ベトナム、オランダ、東ティモールからの20万人を超える女性と少女が、強制的に性的奴隷にさせられた」などと書かれ、史実を歪曲(わいきょく)した文が刻まれている。郡庁舎の広大な敷地内、裏庭の一角に設置された碑は、史実の誤認を生む可能性を秘めた碑文の内容を、行政機関が認定したことと捉えることもでき、韓国側の一方的な主張の拡散に拍車がかかる。また郡庁舎は首都ワシントンの近郊で影響力がより強く、同時多発テロの犠牲者追悼碑の脇にあり、事実関係や性質の違い、論争の有無などを度外視し、慰安婦問題と同時テロを同等に扱っているようにも見える。
設置した韓国系団体は「ワシントン慰安婦問題連合」。今後は、首都ワシントンにも碑の設置を計画しているという。バージニア州北部はワシントン首都圏のひとつに数えられ、韓国系住民が多い。同州議会では3月、韓国系住民が後押しする複数の州議会議員が主導し、公立学校の教科書に「日本海」を併記することを義務づける「東海」併記法も成立している。
碑の設置を認めたことについて、郡のシャロン・ブロバ議長は「碑は『人身売買』の犠牲者を追悼するものだ。人身売買は人権侵害であり、郡の主要な関心事だ」と述べている。またワシントン慰安婦問題連合のキム・クァンジャ会長は、オバマ米大統領が訪韓したさいに表明した「甚だしい人権侵害だ」などの言葉を引用しつつ、「人身売買の犠牲者を追悼する碑は、将来の世代の教育になる」と語った。
在米日本大使館は郡と連邦政府、議会の関係者などに(1)日本政府は公式に謝罪している(2)「アジア女性基金」を通じ「償い金」を届けている(3)「20万人」は根拠がないなど、韓国側の主張には誤りがある-ことなどを説明している。

  

 

日本国内の動き

岸田外相の回答の要旨

 

バージニア州慰安婦記念碑に関する国会での中丸議員(日本維新の会)からの質問に対して、為された岸田外相の回答は、今までの官僚的な回答からは一歩踏み込んだ内容となった。現政権の慰安婦問題に関する方針が明瞭に語られているので、ここで紹介したい(中丸議員にはJCN代表が接触、邦人保護優先で合意)。

バージニア州フェアーファックス郡の慰安婦記念碑も含め、このような慰安婦像及び碑の設置はわが国の政府の立場と相容れない極めて残念なものであると受け止めている。これまでもわが国としては1965年の日韓請求権経済協力協定によって、日韓間の請求権の問題は完全かつ最終的に解決されており、第1次安倍内閣で閣議決定した政府答弁書の内容、すなわち政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述は見あたらなかった。さらにはわが国は道義的な見地から、アジア女性基金などを通じた取り組みを行ってきた。こうしたわが国のこれまでの立場、取り組みについて丁寧に米国の政府、マスコミ、識者、地方自治体の首長など多くの関係者に働きかけを行ってきた。米国内の選挙事情が中韓関係の住民が多く難しい地域もあるが、このような働きかけで、設置が止まった、収まった実例も数多く見られる。今年に入ってもその実例は存在する。
4月から日韓の局長級協議が開始された。この局長級協議においてもわが国の取り組み、考え方、立場の理解を得るべく努力をしたい。当問題をはじめとして、日韓が抱えるさまざまな課題は、高い政治レベルでの対話が必要だと考える。しっかり韓国政府に働きかけていき、韓国側もこれに応じてもらいたい。

いじめや嫌がらせの問題については、在外公館などを通して実態を把握しなければならない。すでに慰安婦像や記念碑が設置されている地域については、在外公館に相談窓口を設置し、相談や苦情の受付に対応している。これらの窓口設置についてはホームページや現地の日本人会の安全対策委員会などを通じ周知を行っている。万が一、いじめや嫌がらせが確認、把握されたら、現地の地方自治体の相談窓口などに対し相談するなど、具体的な対応もしていかなければならないと考えている。こうしたきめ細かな対策を講じ、在留邦人に不安を感じさせないよう、しっかり対応していく必要があると思う。

 

 

 

バージニア州フェアーファックス郡の慰安婦記念碑の内容

IN HONOR OF THE WOMEN AND GIRLS WHOSE BASIC RIGHTS AND DIGNITIES
WERE TAKEN FROM THEM AS VICTIMS OF HUMAN TRAFFICKING DURING WWⅡ. OVER 200,000 WOMEN AND GIRLS FROM KOREA, CHINA. TAIWAN, THE
PHILIPPINES, INDONESIA, MALAYSIA, VIETNAM, THE NETHERLANDS, AND EAST TIMOR WERE ENFORCED INTO SEXUAL SLAVERY AND EUPHEMISTICALLY CALLED "COMFORT WOMEN" BY IMPERIAL JAPANESE FORCES DURING WWⅡ.
WE HONOR THEIR PAIN AND SUFFERING AND MOURN THE LOSS OF THEIR
FOUNDAMENTAL HUMAN RIGHTS. MAY THESE "COMFORT WOMEN" FIND ETERNAL PEACE AND JUSTICE FOR THE CRIMES COMMITED AGAINST THEM. MAY THE MEMORIES OF THESE WOMEN AND GIRLS SERVE AS A REMINDER OF THE IMPORTANCE OF PROTECTING THE RIGHTS OF WOMEN AND AN AFFIRMATION OF BASIC HUMAN RIGHTS. WASHINGTON COALITION FOR COMFORT WOMEN ISSUES, INC.

〈和訳〉第二次大戦中、人身売買の犠牲として基本的人権と尊厳を奪われた女性と少女たちに敬意を表して、第二次大戦中、日本の皇軍によって、200,000人以上の女性と少女たちが朝鮮、中国、台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシア、ベトナム、オランダ、東チモールから性奴隷になることを強要され、婉曲的に“慰安婦”と呼ばれた。
私たちは彼女たちの苦痛、苦難、基本的人権の喪失に対する悲しみに敬意を表する。願わくは、彼女たち “慰安婦” が恒久の平和と、彼女たちに対して犯された犯罪に対する正義を見い出しますように。願わくは、これらの女性と少女たちの記憶が、女性の権利を護ることの重要性と基本的人権の肯定を思い出すものと して供しますように。

 


 

最後に…

日本における慰安婦の碑は、千葉県鴨川市や館山市、沖縄県宮古島市に設置されている。韓国以外の国外では、上記で紹介した箇所以外に、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)が、シンガポールに慰安婦像の設置を計画したが、シンガポール政府は、交渉中という事実はなく、挺対協の提案を拒否したと発表している。また、アメリカのミシガン州デトロイト近郊でも、韓国系の住民が、慰安婦の歴史をアメリカ社会に知らしめることを目的として、公立図書館の敷地内に慰安婦像を設置することを計画したが、図書館の場には相応しくないとしてデトロイト韓人会の提案は却下された。そして、オーストラリアのストラスフィールドに慰安婦像が建つという計画が持ち上がったさいには、迅速にJCNが中心となり対応した。当初は設置されることはないと踏んでいる日本人が大半だったような印象を受けるが、他国の動きを見ていると真実味を帯び、そのまま設置されてしまった可能性も十分に考えられたと思うと、今さらながらゾッとする。日本人へのいじめや国同士の争いにもなりかねないことに、まだ小さな可能性のうちに、広い思想でものごとを捉え、揺るぎない決意で対処したJCNの活動と、サポートしたなでしこアクションやその他関係者の方々の行動、署名活動に参加された方々の熱意に改めて敬意を表したい。
(文:大庭祐介)

 


 

 

 

 

 


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