

毎日が様々な冒険やチャレンジなんだ。例えば、昨日はケアンズに住むある女性から家に入り込んでしまった蛇を排除するよう依頼があったんだ。どうやら芝を刈った直後に蛇が家に侵入したようで、女性はパニック状態。電話をもらってすぐにスズキのモーターバイクに跳び乗ってレスキューに向かったんだけど、僕を待っていたのは芝刈り機でケガを負ってしまった蛇だったんだ。袋に入れ、すぐ獣医のところへ向かったよ。この前は収録でハコクラゲ(※)を取りに出かけたけど、2つ捉えることができたよ。今年の1月まではワイルドライフパークや動物園などで、主にクロコダイルアタックショーを専門にやってきたけど、最近はワイルドライフの映画や番組制作に専念するため、新たな一歩を歩み始めたんだ。大小様々な生き物について一般市民を教育することで、自然保護を振興することができたらと思っている。
(※)オーストラリアやフィリピンの熱帯地域に生息するクラゲの一種。全種ではないが、致命的な毒性があることで有名
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Q2 野生生物にはいつ頃から惹かれるようになったのですか?記憶が残っているころからクリーピークローリーズ(※)は大好きだった! 12歳のときにはオーストラリアで2番目に危険と言われている蛇の乳絞りを経験したり、自分よりも大きなオオトカゲを捕まえたりもしてたよ。 Q3 子供の頃のコーリーさんはどのような少年でしたか? |
とにかく野生生物が好きなヤンチャものだったよ。時間があれば近所のブッシュへと冒険に出かけ、ポケットの中は常にクモやさそりでいっぱいだったんだ。犬に加え、カエル、トカゲ、クモなど、様々な生き物も飼っていたよ。そんな僕の母親は蛇が大嫌いでね。祖母の家に遊びに行っても、まずポケットの中身をからっぽにしないと入れてもらえなかったのさ(笑)。
光栄だよ。彼は他に類を見ないような人間で、僕にとってとても刺激的な存在であった。14歳の年齢差はあったけど、僕は彼と同じパッションを持ち、同時期に違う動物園でクロコダイルショーをやっていたんだ。
ライオンやヒョウなどの“ビッグキャット”、ワニ、サメなど、並はずれたスピードや運動力を持つ動物は心配なものさ。でも僕は全ての生物に対してリスペクトしているし、彼らの持つ能力も長年の経験から熟知している。動物たちは人間と同じで、皆それぞれパーソナリティがあるんだ。ボディランゲージを見ていれば、彼らが何を嫌うか、攻撃的であるかなど、色々読み取ることができるんだ。
野生生物に対するパッションと、危険による興奮であまり感じないよ(笑)。こんなことを言うと怒られてしまうかもしれないけど、ショーや収録中は、わざと噛まれたりすることもあるんだ。観客が喜ぶからね。
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Q7 危険な生物と接するときは、医療チームなども同行されるのですか?ほとんどないよ。だからFirst Aidの知識はちゃんと踏まえているよ。 Q8 命が危ぶまれたことはありますか?ショーの最中に強力なあごを持つワニに食いちぎられそうになったことは何度もあるし、キングコブラに危機一髪ということもあったよ。
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“Be careful Corey!”は何万回と耳にしたよ。安全と危険は紙一重と理解しているから、そのラインを超えないよう、最善の注意は払っているよ。どうなるかは想像できるからね。それに生きてないと、僕のミッションである環境・動物保護と教育ができなくなってしまうからね。
温暖化により今、世界中でカエルの数が減少しているんだ。残念なことだよ。実は毒カエルの中には抗癌剤や鎮痛剤になりうる物質が含まれているという研究が発表されているんだ。あと人間による自然破壊は嫌というほど目の当たりにしてきたよ。だから僕はテレビを通して、グローバルなレベルで自然保護を振興できたらと思っている。
10歳の頃から空手を習っていたんだけど、武道を追求したくて。ケアンズで日本人相手にツアーガイドとして働いたこともあって、日本の文化や言語にも興味があったんだ。
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Q12 日本での生活、そしてお仕事はどうでしたか?毎日が素晴らしい経験であったと同時に、何もかもがチャレンジだったよ。日本語もろくに話せず、仕事も、泊るところも、頼れる友達もいない、なんてアドベンチャーなんだ! でも大阪の人々は本当に親切で、この'迷子の外人'のために色々手助けしてくれた。田舎者の僕は時折、大都会に圧倒されてしまうこともあったけど、そんなときは琵琶湖や京都へ行ってチルアウトしてたよ。 |
数え切れないほどあるよ! 京都で撮影が行われた映画『Sakura the Blue Eyed Samurai』で米俳優、ウィリアム・ボールドウィンの隣で馬に乗ったことや、神戸の映画村で別の俳優さんたちと仕事をしたこと。道頓堀の歌舞伎公演後、中村勘九郎さんが胴上げをされたことや、中村七之助さんと飲みに出かけたことなど。楽しい思い出ばかりだよ。
もちろん! 今年中に行けたらと思っている。日本でテレビシリーズがやりたくて、現在いくつかのプロダクションと交渉中なんだ。
資格や免許よりも、実際的知識や経験が最も大切だと思う。経験だけで博士号は取得できないけど、1枚の紙切れだけじゃワニの鋭い牙から自分の命は守れない。もちろん、オーストラリアでは土着の動植物は法律によって全て保護されているから、そういった生き物をケアしたり、レスキューしたり、触れたりするには許可書が必要だけどね。
近い将来、エキサイティングな教育番組を通して、日本、そして世界中の人々に自然保護の振興をしていく予定なので、ぜひ応援してください。私たちひとり一人の手に野生動物の未来がかかっていること、自然を守る義務があること、自然を愛する気持ち、それを忘れないでほしい。ありがとう!
CHEERS 2010年05月号掲載